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現代のWeb API開発において、JSON (JavaScript Object Notation)[^json_spec] はデータ交換フォーマットとしてデファクトスタンダードの地位を確立しています。その人間にとっての可読性の高さと、プログラムによるパースの容易さから、サーバーとクライアント間、あるいはサーバー間の通信に広く用いられています。Go言語でWeb APIを構築する際も、レスポンスとしてJSONデータを返す場面は非常に多いでしょう。
Goの標準ライブラリ encoding/json
は、Goのデータ構造とJSON文字列との間で相互変換を行うための強力な機能を提供します。特に、Goの構造体やマップなどをJSONバイトスライスに変換する json.Marshal
関数や、io.Writer
へ直接JSONを書き出す json.Encoder
は日常的に使用されます。
しかし、これらのエンコード処理は常に成功するとは限りません。プログラムの不備や予期せぬデータ構造により、エンコード処理が失敗することがあります。このようなエンコードエラーに適切に対処することは、APIの信頼性と安定性を保つ上で極めて重要です。エラーが発生した際に、クライアントに何が起こったのかを適切に伝え、サーバー側では問題解決の手がかりとなる情報を記録する必要があります。