「asa1984 Advent Calendar 2024」13日目の記事です。中編では20位から11位までの感想を書きます。
【20】長谷川白紙『Boy's Texture』
前編で紹介した『草木』が低めの落ち着いた声だったのに対し、こちらはハイトーンの透き通る歌い方が特徴的。開放的で賑やかな場所にいるが、その場を賑やかしている者たちの姿は常に不定で上手く見えないというような、独特な明るさがあります。この曲に出てくる声の大部分は長谷川白紙本人の声らしいです。
ちなみにMVにはCっぽいコードが常に表示されています。有識者解説求ム。
【19】原口沙輔『為に』
ボカロ曲の方が取り沙汰されがちですが、ボカロ以外の原口沙輔作品もめちゃくちゃいいです。優しい歌い方だけどしっかり原口沙輔サウンド。ピアノの進行とガバキックの対比がとても好きです。
【18】上海アリス幻樂団『少女さとり 〜 3rd eye]
先生、オレ不気味な感じの東方原曲が好きなんスよ。怪しげなピアノのメロディの裏で鳴っているジャカジャンという弦楽器のフレーズがカッコいい。転調してZUNペットが入ってくるところがとても好きです。
【17】MON/KU『al8』
前編に出てきた『微熱煙 - MON/KU Remix』でMON/KUを知った後にすぐアルバム『MOMOKO blooms in 1.26D』を聴きました。
やっぱりこの空気感が最高です。この曲は展開が本当に多様で聴き飽きません。キックと一緒にボーカルが入ってくるパートが特に好きです。アクセントで入ってくる管楽器とか音の刻み方とか、とにかく心地よいです。
【16】長谷川白紙 / KID FRESINO『Gone』
ギッシリと詰め込まれたパーカッションが特徴のエネルギッシュな曲です。ガバキック風味で激しいのですが、そこに長谷川白紙の透き通る声が入ってくるギャップが良いです。
この2人のコラボレーションとしては『youth (feat. Hakushi Hasegawa)』もおすすめです。
【15】平沢進『万象の奇夜』
『庭師KING』と並んで大好きな曲です。より民族的なサウンドで、雄大な夜の大草原を火を携えて征く人々を思わせます。夜の真っ暗な部屋で聴くのが最高です。
笛の音やストリングスが主体でアコースティックな曲かと思いきや、パーカッションはシンセサイザーになっていて、いかにも平沢進らしい取り合わせだと思います。カラオケで歌おうとすると分かるのですが、平沢進の肺活量ヤバいです。サビのどこまでも伸びていくような「万象の奇夜」という歌詞は平沢進にしか歌えないと思います。
【14】■37『found footage』
去年まではボカロ曲ほぼフロクロしか聴いてなかったんですが、今年は原口沙輔を筆頭に結構聴きました。
この曲はBackroomsが元ネタの曲です。キックとベースで刻む部分がとても好きです。MVと一緒に見るのをお勧めします。可愛いので。
【13】後ろから這いより隊G『太陽曰く燃えよカオス』
???
大学編入試験に落ちたショックがじわじわ精神に来て普段全く聴かない電波曲しか受け付けなくなった時期があり、その時にずっと再生していました。アニメ見てないのに!
カラオケで歌ったらお前が入れたの!?みたいな反応されました。思い返すとめちゃくちゃ恥ずかしかったです。
ちなみにこの前ラヴクラフトの『インスマウスの影』を読んだのですが、こういう系の作品まで美少女化するの流石に狂ってませんか?
【12】長谷川白紙『o(__*)』
ブレイクコアみたいな激しいドラムが特徴の曲。「分身してバグりだす豹」とか「毛と草が染みあってできてくあの野生のテクスチャだ」とか、言葉の妙というか歌詞自体がバグりまくってて面白いです。
YouTubeでライブ映像が公開されているのですが、キーボードを弾きながら歌っていてマジかと唖然しました。
HAKUSHI HASEGAWA - o(__*) (Live at 'New En Showcase')
【11】yuigot / 長花有花『Stretch』
MOTTO MUSICから出ている曲です。yuigotの清涼感のあるポップな曲調と合わさることで長花有花特有の脱力感が全開になっていてめちゃくちゃいい。この曲みたいな雰囲気の休日を過ごしたいと常々思っています。